シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

人生の旅人たちの出会いと交流の地(1)

1年の中で2~3月というごく限られた期間ではあるのですが、毎年竹富島を訪れ、フィールドワークを続けていくことで、私がそれまで経験してきた観光とは違った旅人たちに出会うことができたのです。その方々は「人生の旅人」だという思いが、私の頭の中に…

観光地化に成功した竹富島

地理的移動の旅と重ね合わせて自分の人生の旅を歩む人も少なくないのではないでしょうか。その地理的移動の旅は、観光やビジネスではなく、本人が意識しているかどうかは別として、自分の人生探しの旅という意味です。現代社会は、多くの人たちが自分の人生…

人はみな人生の旅人

これまでは福島県昭和村の生活文化について綴ってきました。その文化は、個人化的生活様式が行き渡ってしまった日本社会の中では貴重かつ奇跡的なものでした。親密性と開放性を同時に兼ね備えた人の関係性が見られました。それは長い歴史を重ねて地域の方々…

究極のおもてなし

昭和村には日常的に人を招いてお茶を飲みながら楽しいひとときをともにするというおもてなしの生活文化が根づいています。その文化のおかげもあって今でも(社会学者の中には、現代社会を生きるということは、「地域の共同性空洞化社会」、すなわちちょっと…

地域で共に生きるという福祉

家族の発展サイクルの中で子どもの世代がすべて地域の外に出てしまい親世代だけが地域に残って暮らしているということはよくあることです。そのことを自治体関係者の方々はどのように見ているのでしょうか。地域づくりでは全国的にも有名なある自治体の方は…