シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

阿弥陀仏になろうとした宮沢賢治さん

私たちは日々の生活の中で、それを意識することがないにしても、人それぞれの世界観に従って生きています。世界観とは、私たちの内面的な態度、または心的態度のことです。それは、自分が生きている環境世界をどのように認識し、どのように関わっていくのか…

宮沢賢治さん実業家をめざす?

宮沢賢治さんの人と作品を紹介する著作物は膨大な数に上りますが、その中の本の少しのものを読んだだけでも、宮沢さんが実業家になる夢をもっていたのではないかということに興味が惹かれます。そしてその夢が実現していたら宮沢さんはどのような人生を歩ん…

宮沢賢治さんがなりたかったものとは(3)

中学校卒業後自分の納得のいく進路を歩むことができず、悶々とした生活をおくっていた宮沢さんに、幸運が舞い込みます。それまで家業を継ぐことを迫っていた父が、盛岡高等農林学校への進学を許してくれたのです。「優しい母は賢治に味方を」してくれていた…

宮沢賢治さんがなりたかったものとは(2)

中学卒業後の挫折生活の中、宮沢さんはどのような生活をしていたのでしょうか。『宮沢賢治 人と作品』の著者、岡田さんによれば、「古着屋の店番やら、宮沢家でしていた養蚕の桑の葉をつんだり、何やら物思いに沈んだ様子で近在の田園を歩きまわる」というも…