シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

虔十少年家族のお話

社会学の目でみると、本間さんの論考における虔十少年と彼の家族との関係に関する考察には興味深いものがあります。本間さんは、ご自分の仕事柄から、虔十少年について次のような見方を提示されています。すなわち、それは、 「みんなにバカバカと言われた虔…

虔十公園林のお話

ここで横道にそれますが、この10月20日に、岩手大学地域社会教育推進室が主催している「いわて生涯学習士育成講座」の「地元学コース」で話をする機会をいただきました。このブログで宮沢賢治さんの生き方について綴ってきたことがキッカケとなってのことか…

家族の大切さへの気づき

病床の中のこれまでの自分の生き方を振り返る思索において、宮沢さんは人間の幸福にとって家族の大切さをあらためて感じるようになっていったのではないかと思います。それは、二つの道を通って実感していったように思われます。 その第一の道は、東北砕石工…

ほんとうの幸せを求めて

宮沢さんが仏国土の建設でめざしたものとは、「みんなの幸せ」を実現するというものであったと言われています。また、宮沢さんは、「ほんとうの幸福」と何かを探求しつづけていたとも言われています。では、宮沢さんは、「みんなの幸せ」を実現するための道…