シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新たな仏道修行の道を求める思索

ここまで宮沢さんの人生の歩みを尋ねてきました。それは一言で要約すれば、「すべての衆生を救う」ことに捧げようとした人生だったと言えるのではないでしょうか。そしてその道は、宮沢さん自身の仏道修行の道であり、ドストエフスキーさんの言う「無条件に…

無条件に美しい人間の探究

「完全に美しい人間を描くこと」が長編小説『白痴』を創作したドストエフスキーさんの意図でした。そこでここではさらに、ドストエフスキーさんが「完全な美しい人間」とはどのような人であると考えていたのか、少ししつこいかもしれませんがそのことを追及…

デクノボーの叡知とドストエフスキーさん

今福さんの言うデクノボーの叡知に関する宮沢さんの探究の軌跡を追っていくと、ドストエフスキーさんとの関係も気になってくるところです。それは、いわゆる宮沢さんの「雨ニモマケズ」手帳に残されている「土偶坊」を主人公にした演劇構想ノートを眺めてい…

デクノボーの叡知とトルストイさん

今福さんが言う宮沢さんが理想自我とするデクノボーの叡知を、宮沢さんはどのようにして自分のものとしていったのでしょうか。そして、「雨ニモマケズ」の書付けとしたのでしょうか。 まさしくそれにはさまざまな、もしかしたら決して判断することができない…

美しいものを求める旅路

ここまで宮沢さんが辿った人生の歩みを考察してきたことを踏まえ、一体全体宮沢さんは自分の人生の中で何を追い求めてきたと言えるでしょうか。このブログでは、宮沢さんは自分の郷土である岩手県に仏国土(極楽浄土)の世界を実現するために生きてきたとい…