シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

宮沢賢治さんがめざした仏教の教えとは(9)

終活の一環として宮沢さんの人生をフォローしていくことで、あらためて宮沢さんのすばらしさの一端にふれることができます。その中で、とくに、宮沢さんのすばらしさは、ただ単に自分の命を削ってまで地域の農民たちの窮状を救おうとしたという人間的な立派…

宮沢賢治さんがめざした仏教の教えとは(8)

ここまで思いつくままに宮沢さんがめざした仏教の教えとは何かについて見てきました。その中で、宮沢さんがめざした仏教の教えの特徴をもう少し体系だって理解するためにはどのような視点で見ていけばよいかという思いが浮かんできました。 とくに、その視点…

宮沢賢治さんがめざした仏教の教えとは(7)

この世に生きている個人が、仏教の教えを修得し、この世に極楽浄土的世界を創造することができるというような教えが、既成の仏教の教えの世界にあるのかな、と思っていたところ、青山俊董さんの『泥があるから、花が咲く』という本に出会ったのです。 青山さ…

宮沢賢治さんがめざした仏教の教えとは(6)

ところで、宮沢さんの、自分は塔を建てる者であるとの矜持はどこから出てくるものなのでしょうか。結論から言えば、この世における「釈尊常在」の『法華経』の教えではないかと推測します。釈尊さんが存在するところ、それは極楽浄土なのです。それは、宮沢…