シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

法華経が示す人を救う道とは(1)

「あの世」における極楽浄土という死後の世界での救済を説く浄土教の示す人を救う道は、私たちが生きている「この世」での人を救う道を求めている宮沢さんが選ぶ道ではなかったと言えます。では、法華経はどのような人を救う道を示してくれるのでしょうか。 …

人を救う道を求める

宮沢さんが法華経に出会い身震いするほどの感動をおぼえたさらなる理由は、法華経が苦しむ「一切の衆生」を救う道を宮沢さんに示してくれたからではないでしょうか。宮沢さんの生き方を理解するために付け焼刃で読んだ仏教関係の本の受け売りになりますが、…

人間皆これ仏?

苦しむ「一切の衆生」を救うという阿弥陀仏と同じ本願をもった宮沢さんが感動した法華経の人間観とはどのようなものなのでしょうか。すべての人間には「仏性」、すなわち仏になることのできる可能性があるというものではないかと思います。『法華経を読む』…

人間皆これ極悪人?

宮沢さんがもう「ボロボロ」になるくらい精神的に追い詰められたとき、それを救ったのは法華経でした。「私は殆ど狂人にもなりそうなこの発作を機械的にその本当の名称で呼び出し手を合わせます。人間の世界の修羅の成仏。そして悦びにみちて頁を繰ります。…

若き宮沢賢治さんの悩み

阿弥陀仏とともに歩み苦しむ「一切の衆生」を救うという願いはどうしたら実現することができるのだろうか。そうした課題を解決する糸口を、宮沢さんは法華経との出会いの中で見出していきます。宮沢さんの法華経との最初の出会いは、やはり中学時代でした。1…