シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

エリート意識も潜む若き日の万能感

二人だけで岩手山に登山し、一切の苦しむ衆生を救うため、「神の国」(保阪さん)・「まことの国」(宮沢さん)を建設することを誓い合ったころから国柱会での活動を経験しているころまでの、二人の、とくに精神的な歩みはどのように特徴づけすることができ…

裏切られた仏国土コミュニティへの期待

宮沢さんが国柱会の門をたたくに当たってさらに夢見たこと、希望をもっていたこと、そして期待したこととは何だったのでしょうか。それは、国柱会こそが仏国土とはどのような社会(コミュニティ)であるかを、実際に体現し、示してくれるのではないかという…

夢まぼろしに終った降誕700年の奇蹟

日蓮さんの降誕700年の日が過ぎしばらくしても何ら奇蹟の起こる兆しは見えなかったのです。それだけでなく、期待していた父や心友保阪さんへの折伏も不成功に終わってしまいました。むしろ折伏の中で、とりわけ心友保阪さんとの間で大きな心の傷を生んでしま…

日蓮さんの教えを信じ膨らみゆく夢・希望・期待(2)

日蓮さんの降誕700年、そして「天業民報」の記事にある日蓮さんが「世間に行じ給ひ」ということは、宮沢さんにとってどのような意味をもつものだったのでしょうか。それは、宮沢さんと、もし宮沢さんの折伏を受け入れ日蓮さんの教えに帰依していたとすれば保…

日蓮さんの教えを信じ膨らみゆく夢・希望・期待(1)

社会変革への社会的風潮が高まる中、宮沢さんはなぜ自分の一生を懸けようとするほど国柱会へ傾倒していったのでしょうか。正確にはなぜ日蓮さんの教えに傾倒していったのでしょうか。結論から言えば、それは、日蓮さんの教えに従ってゆけば、自分が苦しむ一…