シニアノマドのフィールドノート

生き生きと生きている人を訪ねる旅日記です

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

われらみな「東北人」

宮沢賢治さんに関心をもつようになったことで、これまでであれば出会うことがなかったかもしれない本との出会いが増えてきました。その一つが、ここで紹介する読売新聞記者の岡本公樹さんの著した『東北不屈の歴史をひもとく』です。 この本は、2011年3月11…

人のために生きる

宮沢さんを修羅としての存在から不軽菩薩のような存在になることを願うような自己へとの自己形成の歩みを導いていった宮沢さんに内在していた力とはどのようなものだったのでしょうか。宮沢さんという人を知るために欠かせない問いです。 一つの仮説ですが、…

宮沢賢治さんの仏国土建設の道

宮沢さんは、新文明建設者としてふさわしい自分になるための自己研鑽に励むとともに、実際にこの娑婆世界に極楽浄土の仏国土を建設するための活動にも踏み出します。その第一歩が、国柱会へ入会し、その一員として仏国土建設に邁進することでした。しかし、…

宮沢賢治さんの自己研鑽(修行)の道

宮沢さんの人生は、阿弥陀仏さんにも匹敵するような偉大な人物にたるために、それからはほど遠い存在でしかない現実の自分自身と闘いつづけなければならなかった人生だったように思えます。それは、「無主義な無秩序な世界」に替えて「新文明を建設」するた…

宮沢賢治さんが向き合わなければならなかった修羅とは

宮沢さんの人生の軌跡をたどり、その中で宮沢さんの人間性のすばらしさを知れば知るほど、なぜ宮沢さんが自分を「修羅」との自己認識をしなければならなかったのかという疑問があらためて募ってくるのでした。そこで、ここでは、これまでの考察を踏まえて、…